行徳寺
茅葺きの山門が人々を出迎える行徳寺
約300年前に造られたといわれる茅葺きの山門が特徴の行徳寺。五箇山の人々に真宗の教えを広めるために建てられました。五箇山らしい合掌造りの庫裏があり、建材や建築方法から寺の庫裏の特徴を見ることができます。

基本情報
- 所要時間
- 約60分
- 営業時間
- 月曜日: 9時00分~16時00分、火曜日: 9時00分~16時00分、水曜日: 9時00分~16時00分、木曜日: 9時00分~16時00分、金曜日: 9時00分~16時00分、土曜日: 9時00分~16時00分、日曜日: 9時00分~16時00分
- 住所
- 〒939-1977 富山県南砺市西赤尾町825
- 電話
- 0763-67-3302
- 種類
- 文化・歴史
見どころ
茅葺きの山門
「四脚門」とは、日本の門の建築様式の一つ。2本の門柱(本柱)とは別に前後に控柱(ひかえばしら)が計4本あることから「四脚門」と呼ばれています。行徳寺の四脚鐘楼門は、18世紀に建てられたと推定されており、一間一戸、入母屋、茅葺きの鐘楼門です。小規模ながら、バランスの取れた姿が美しく、歴史的価値の高い建築として知られています。

きらびやかな本堂
行徳寺の本堂は、木造平屋建て、外壁は真壁造板張り。入母屋、銅板葺き、平入、桁行7間、正面1間向拝付きといった仕様。全体的に、木組や梁の太さなどから重厚な印象を受けます。極楽浄土を表しているといわれる本堂の内装は、とてもきらびやかで美しい装飾が施されています。荘厳な雰囲気の本堂に立っていると自然と心が落ち着きます。

南砺市の有形文化財指定の庫裏
庫裏とは、寺院 の中で 住職及びその家族が居住する区域です 。行徳寺の庫裏は、幕末に建てられた建物で、切妻、茅葺き、平入、合掌造りです。パッと見では一般住宅のようにも見えますが、近付いてよく見ると、細かな工法、立派な建材など格式の高さがうかがえます。行徳寺庫裏は江戸時代末期の合掌造りの寺院庫裏建築の遺構として貴重なことから、昭和44年(1969年)に南砺市指定有形文化財に指定されており、一見の価値ありの建造物ですよ。

お宝が眠る遺徳館
お寺の境内にある道宗遺徳館には、蓮如や道宗にまつわる寺宝を所蔵展示しています。寺宝とされている、開祖が自らの心得を21にまとめた「赤尾道宗心得二十一ケ条」、布教手段として全国の門徒へ発信したとされる法語「蓮如御消息文」、実如作と伝えられる「蓮如木像」は必見。また、世界的に有名な版画家、棟方志功(むなかたしこう)の作品が展示されており、見どころの一つとなっています。
版画家、棟方志功の作品
行徳寺の開基、赤尾の道宗は卓抜した信仰心をもち、地域への布教に生涯を捧げました。有名なのが、阿弥陀様の御恩を我が身がすぐに忘れてしまうからと言われ、48本の割木の上で寝て寝返りを打つと痛さで目が覚めるたびにお念仏申されたような自分に厳しいお方だったというエピソード。割木に横たわる道宗の木造もあります。このエピソードを聞いて感銘を受けたひとりが、世界的にも評価が高い「版画家、棟方志功」。木造をもとに掘った版画を残しており、その作品は道宗遺徳館に所蔵してあります。
国内最大の合掌造り「岩瀬家」の近く
世界遺産の合掌集落、相倉や菅沼にも近い「行徳寺」。いくつかの観光スポットを巡りながら行くには車移動が便利です。東海北陸自動車道五箇山IC出口を右折、岐阜方面へ10分ほど進むと到着します。近くには、国の重要指定文化財である「岩瀬家」もあるので、併せて観光されてもいいかもしれません。公共交通機関を利用する場合は、JR城端線城端駅から五箇山行バスで45分、バス停「西赤尾」で降車後徒歩すぐです。

地元出身の赤尾道宗が開設
行徳寺は富山県南砺市にある浄土真宗大谷派の寺院。行徳寺の創建は文安3年(1446)と記録されており、越中国五箇山赤尾谷の出身である赤尾道宗(蓮如上人の弟子)が五箇山の集落で暮らす人々から支持を得て開いたの始まりと伝えられています。開設当初は赤尾道場と呼ばれていましたが永正10年(1513)以降に行徳寺となりました。
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