天龍寺

京都五山第1位、嵯峨嵐山に建つ臨済宗の禅刹

嵐山・高雄京都府 / 文化・歴史

臨済宗の寺院の中でも格式高い、京都五山第1位の寺院です。嵐山を借景とした回遊式庭園、法堂の天井に描かれた雲龍図など、たくさんの見どころがあります。特に日本最初の史跡、特別名勝に指定された曹源池(そうげんち)庭園は格別な眺めです。

天龍寺

基本情報

所要時間
約60分
料金
有料
営業時間
月曜日: 8時30分~17時00分、火曜日: 8時30分~17時00分、水曜日: 8時30分~17時00分、木曜日: 8時30分~17時00分、金曜日: 8時30分~17時00分、土曜日: 8時30分~17時00分、日曜日: 8時30分~17時00分
住所
〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
アクセス
■電車でのお越しの方/・京福電鉄嵐山線/「嵐山」駅下車前/・JR嵯峨野線/「嵯峨嵐山」駅下車徒歩13分/・阪急電車/「嵐山」駅下車徒歩15分/■バスでのお越しの方/・市バス/11、28、93番で「嵐山天龍寺前」下車前/・京都バス/61、72、83番で「京福嵐山駅前」下車前
電話
075-881-1235
種類
文化・歴史

公式サイトを見る

見どころ

枯山水の庭園で味わう「禅」の美しさ

天龍寺の見どころとして有名なのは、数ある寺院の中でもかなり広い部類に入る、枯山水(かれさんすい)の石庭です。四季によって刻々と姿を変える庭園は、いつの季節に行っても壮麗で、自然と調和する「禅」の美しさを感じ取ることができると言われています。おすすめのルートは、渡月橋のある表門からではなく、北門側から天龍寺に入るルート。こちらでは、嵐山の竹林からの流れでこの石庭を見ることができ、古都と自然が織りなす京都独特の風景を存分に味わえるでしょう。

枯山水の庭園で味わう「禅」の美しさ

迫力満点の天龍寺に棲まう龍を見てみよう

天龍寺はその名の通り龍と様々なご縁のある寺とされており、法堂の天井に描かれた「雲龍図」も見どころの一つです。ここでは、天井にある直径9mの円相いっぱいに躍動する墨の龍が描かれ、部屋のどこから見てもこちらが睨まれているように見える不思議な様子は「八方睨み」として有名です。土日祝日以外は特別公開以外お目にかかれないため、訪れる際は公式ホームページで法堂の開館日をチェックされることをお勧めします。

迫力満点の天龍寺に棲まう龍を見てみよう

個性的な「達磨法師(だるま)」絵に出会う

禅宗の本山である天龍寺には、禅宗の祖師である「達磨大師」の絵が飾られています。特に、ここ天龍寺の「達磨大師(だるま)」の絵は、どこかをしっかり見据える目や顔立ちが個性的で、天龍寺のシンボル的な存在も感じさせるので、訪ねた際にはぜひその表情を拝んでみてください。だるまに関連したお守りなどもあってご利益があるとされているので、旅のお土産に持ち帰ってみるのも良さそうですね。

個性的な「達磨法師(だるま)」絵に出会う

日本の風情を感じさせる造りを堪能しよう

天龍寺の諸堂拝観は庫裡(くり)という建物を入り口とし、大方丈、小方丈、多宝殿のそれぞれ別の建物が内部で繋がっていて順に巡ることができます。特に、小方丈から多宝殿を結ぶ渡り廊下は和風な雰囲気を醸し出し、拝観をしながらも京都ならではの風情を随所に感じることができるでしょう。諸堂の内部や外部から見る庭園だけに留まらず、自分だけのお気に入り撮影スポットを見つけてみるのも楽しそうですね。

日本の風情を感じさせる造りを堪能しよう

庭屋一体(ていおくいったい)を感じよう

天龍寺では、法堂と大方丈が東側に正面のある造りで、小方丈が南側に正面のある造りとなっていて、有名な曹源池(そうげんち)庭園は建物の中から眺めることを目的に設計されています。縁側近くに立って視界のすべてに庭園を収めるのもいいですし、座敷の中から屋根や柱、障子に切り取られた庭園を眺め、「庭屋一体(ていおくいったい)」と呼ばれる日本ならではの風情を味わうのにもぴったりです。庭園の写真を撮る際は、建物の中から畳の床や屋根がフレームインした状態で撮るのがオススメです。

庭屋一体(ていおくいったい)を感じよう

なんといっても春・秋のシーズンがオススメ

天龍寺の庭園は、植えられた木々とその外側にある山や樹木といった嵐山の自然を背景のひとつに取り入れ一体化させている「借景式庭園」という技法が取り入れられ、奥行きのある爽快な景観が楽しめるのが特徴です。一年の中でもこの景観を特に堪能できるのが、桜と紅葉の美しい春と秋のシーズンです。春は桜の淡い美しさが、秋は赤やオレンジ、黄色などのバリエーション豊かな紅葉の鮮やかさが、その庭園の美しさを一枚の絵画のように引き立て、自然の美しさにうっとりとできること間違いなしです!

なんといっても春・秋のシーズンがオススメ

竜宮城のような「来福門」もくぐってみよう

大方丈、小方丈などの有名なお堂に加えて、天龍寺には七福神の一つ・弁財天をまつる慈済院(じさいいん)というお堂もあります。ここは白碧の竜宮城のような来福門が目を引き、学徳成就、諸芸上達、福徳施与のご利益があるとされています。また、1864年の耐火をまぬがれたため室町時代の建築も残っており、ぜひあわせて訪れてみることをお勧めします。天龍寺の開門にあわせていつでも参拝が可能ですが、弁財天祠堂のご開帳は毎年2月3日のみで、立身出世にご利益があるとされることからあっという間に境内が満員になる人気ぶりなので、この時期に訪れる際は注意してください。

竜宮城のような「来福門」もくぐってみよう

焼失と復興により築かれた歴史ある寺

天龍寺は、1339年に後醍醐天皇を弔う為に建てられ、足利尊氏が創立し、夢窓疎石を開山としたとされています。寺の造営の為の資金調達には「天龍寺船」という貿易船が仕立てられたことが伝えられ、京都五山の第1位に位置づけられ南禅寺に次ぐ地位となります。15世紀まで隆盛を極めますが、足利家の没落や戦乱で衰え、さらに何度も火災にも見舞われ、次第に寺院は衰退していきます。途中、豊臣秀吉の寄進や歴代の住職によって寺院の再建が施され、1876年には臨済宗天龍寺派の大本山となります。何度も火災に遭った為、創建当時の建物は残っていないながらも、一部は室町様式の建物や江戸時代中期に造られた建物が残り、現在は「古都京都の文化財」としてユネスコの世界遺産に登録されています。

利便性の良い電車でのアクセスがお勧め

人気の観光地の一つである天龍寺までは複数のアクセス方法がありますが、おすすめは渋滞のない電車でのアクセスです。天龍寺のある嵐山エリアまでは、京都駅からJR山陰本線の園部方面に乗車し、普通列車で約15分または快速列車で約10分で最寄りの嵯峨嵐山駅に到着します。そこから天龍寺までは徒歩10分程の距離で、バスで行くと1時間程程かかるものが、電車であれば約半分の30分程で到着します。京都駅から乗り換えなしで簡単に行く事ができるのも嬉しいポイントです。

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