知覧武家屋敷庭園

歴史と伝統を今に語り継ぐ薩摩の小京都

指宿・知覧・枕崎鹿児島県 / 街並み

「折れ曲がった本馬場通りに沿って連なる石垣と生垣からなる景観にも優れ、我が国にとってその価値は高い。」と言われ、昭和56年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されていました。現代に残る景観の美しさを感じてみてください。

知覧武家屋敷庭園

基本情報

所要時間
約60分
料金
【大人】500円 *団体(30人以上)400円 / 【子供】300円 *小・中学生 団体(30人以上)240円
営業時間
月曜日: 9時00分~17時00分、火曜日: 9時00分~17時00分、水曜日: 9時00分~17時00分、木曜日: 9時00分~17時00分、金曜日: 9時00分~17時00分、土曜日: 9時00分~17時00分、日曜日: 9時00分~17時00分
住所
〒897-0302 鹿児島県南九州市知覧町郡
アクセス
鹿児島中央駅からバスで70分 → 平川駅からバスで30分
電話
0993-58-7878
種類
街並み

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見どころ

琉球の影響を多く受けた武家屋敷群!

知覧武家屋敷庭園に現在残る武家屋敷群は、佐多氏十八代島津久峯(1732〜1772)の時代に造られたものと考えられています。この地区は石垣で屋敷が区切られており、沖縄に見られる石敢當(魔よけの石碑)や屋敷入口には屋敷内が見えないようにするための屏風岩が配置されています。知覧は江戸時代に琉球貿易の拠点として栄えていたことから、武家屋敷も琉球の影響を受けている要素が多く見られます。建物や庭園のデザインには、琉球文化の要素や美意識が取り入れられていることが特徴です。また、知覧武家屋敷庭園は国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されており、その美しさと歴史的な価値が認められています。一般公開されている7つの庭園は国の「名勝」に指定されており、訪れる人々に伝統的な庭園美を楽しんでもらうことができます!

琉球の影響を多く受けた武家屋敷群!

木々と石組みが調和する西郷恵一郎氏庭園

知覧武家屋敷庭園にある西郷恵一郎氏庭園は、知覧郷地頭仮屋跡に隣接し、広さは208平方メートルです。作庭は江戸時代後期の文化文政年間(1804〜1829)に行われました。庭園のスタイルは大刈込式蓮菜石組枯山水です。庭の南東部の隅には枯滝の石組みが配置されており、高い峯として表現されています。この峯から低く高く刈り込まれたイヌマキの木々は、遠くの連山を表現し、軽快で美しい雰囲気を醸し出しています。また、この庭園は「鶴亀の庭園」とも呼ばれており、高い石組みは鶴を、大海にそそぐ谷川の水辺に配置された石組みは亀を象徴しています。さらに、石とさつきの組み合わせは非常に巧妙であり、見る者に美しい光景を提供しています。西郷恵一郎氏庭園は、細かなディテールとバランスの取れた配置によって、見る人々に和の美意識を魅了します。庭園の中を散策することで、豊かな自然と静謐な雰囲気を楽しむことができます。知覧武家屋敷庭園の一部として、この庭園は地域の歴史と美しさを伝える貴重な存在です!

木々と石組みが調和する西郷恵一郎氏庭園

水墨画のような雰囲気の佐多直忠氏庭園!

知覧武家屋敷庭園にある佐多直忠氏庭園は江戸時代中期の寛保年間(1741〜1743)に作庭されたもので、面積は275平方メートルです。庭園のスタイルは大刈込式蓮菜石組枯山水です。佐多直忠氏庭園は、江戸時代中期の武家屋敷の風格を持ち合わせています。庭園は主屋の北側に位置し、母ヶ丘を望む庭の一角に築山が築かれています。その築山の中心には高さ3.5メートルの立石がそびえ立ち、下部には多くの石組みが配置されて枯滝として表現されています。この庭園は、大陸的な風景を思わせる水墨画のような雰囲気を持ち、見る者に静謐さと美しさを感じさせます。石組みや築山の配置は絶妙であり、庭園全体が調和の取れた景観を作り出しています。佐多直忠氏庭園は、知覧武家屋敷庭園の一部として、その歴史的な価値と美しさを伝える貴重な庭園です。訪れる人々にとって、この庭園は時代を超えた美の鑑賞と、穏やかな雰囲気の中での散策を楽しむ場所となるでしょう!

水墨画のような雰囲気の佐多直忠氏庭園!

袖屋根を持つ門が特徴の佐多美舟氏庭園!

知覧武家屋敷庭園にある佐多美舟氏庭園は江戸時代中期の宝暦年間(1751〜1763)に作庭されました。庭園の面積は446平方メートルで、知覧庭園の中でも最も豪華で広大な庭園です。庭園のスタイルは大刈込式蓮菜石組枯山水です。佐多美舟氏庭園の入口には立派な門があり、袖屋根が特徴です。知覧の地では袖屋根を持つ門は本家であることを示すものとされています。庭園内には枯滝や築山が造られ、築山の上部には石灯が配置されています。平地には巨岩による石組みが点在しています。庭園内に入ると、右に曲がると書院の前にたどり着きます。そして、本庭の主力となる滝が中心となった石組みが広がっており、その流れは長く続いています。この景観は訪れる人々に力強さと広がりを感じさせます。佐多美舟氏庭園は知覧武家屋敷庭園の一部であり、その豪華で見事な庭園として知られています。広大な敷地と美しい石組み、滝の流れは、見る者を魅了し、静寂と豊かな自然の中で心を癒してくれるでしょう!

袖屋根を持つ門が特徴の佐多美舟氏庭園!

大刈込みの築山が美しい平山亮一氏庭園!

知覧武家屋敷庭園にある平山亮一氏庭園は江戸時代中期の天明元年(1781年)に作庭され、書院は嘉永年間(1848年〜1854年)に再興されました。庭園の面積は277平方メートルで、様式は大刈込式蓮菜石組枯山水です。平山亮一氏庭園は、一式の庭園で石組みは一つもありません。代わりに、母ヶ岳の優雅な姿を借景として取り入れた庭園です。庭園内のイヌマキの樹によって作られた刈り込みは延々と続き、その中には三つの高い峯が配置されています。また、庭園の前面にはサツキの大刈込みが築山を表現し、2段構造の構図となっています。刈り込みの前には、琉球庭園に見られるような盆栽を乗せるための切石が配置されています。平山亮一氏庭園は、知覧武家屋敷庭園の一部であり、大刈込みの庭園スタイルと借景の技法を駆使して、風格と美しさを表現しています。庭園内に入ると、母ヶ岳の景色と庭園の緻密な配置が調和し、静謐な雰囲気が広がります。この庭園は、見る者に美しい景観と心の安らぎを提供するでしょう!

大刈込みの築山が美しい平山亮一氏庭園!

深山幽谷の景観を表現する佐多民子氏庭園!

知覧武家屋敷庭園の佐多民子氏庭園は江戸時代中期の寛保から宝暦年間(1741年〜1763年)に作庭されました。庭園の面積については情報が不足していますが、様式は大刈込式蓮菜石組枯山水です。佐多民子氏庭園は、巨石や奇岩を積み重ねた深山幽谷の景観を表現しています。敷地の北西隅には立石の枯瀧が組まれており、書院から枯瀧へと向かう途中には飛び石が配置されています。庭園内に使用されている庭石は、麓川の上流から運ばれた凝灰岩質のもので、巨岩を石目に沿って割り、牛馬で運搬しやすく加工されました。佐多民子氏庭園は、美舟氏の分家である佐多家によって作られました。この庭園は深山の景観を再現することで、自然の美しさと静寂さを表現しています。石組みの配置や立石の枯瀧など、細部にわたるこだわりが感じられる庭園です。知覧武家屋敷庭園の中でも佐多民子氏庭園は独自の魅力を持ち、訪れる人々に豊かな自然の風景を楽しんでもらえることでしょう!

自然の風景を見事に再現する平山克己氏庭園

知覧武家屋敷庭園の平山克己氏庭園は江戸時代中期の明和年間(1764年〜1771年)に作庭されました。庭園の面積は277平方メートルで、様式は大刈込式蓮菜石組枯山水です。平山克己氏庭園へは通りから門をくぐり、階段を上って屋敷内に入ります。道路面から見ると、庭園が地表面よりも高くなっていることが特徴です。これは盛り土ではなく、道路を削って庭園を造ったために起こったものと言われています。この庭園は母ヶ岳の優雅な姿を借景として取り入れています。北側の隅には石組みが配置され、主峯となっています。また、イヌマキの生垣は母ヶ岳の分脈を模して作られています。平山克己氏庭園は、細部にまでこだわった設計と配置がなされており、自然の風景を見事に再現しています。庭園内を散策すると、母ヶ岳の姿や周囲の景観と一体化した美しい景色を楽しむことができるでしょう。知覧武家屋敷庭園の中でも平山克己氏庭園は、独自の特色と魅力を持つ名園として訪れる人々を魅了しています!

唯一の池泉式庭園とされる森重堅氏庭園!

知覧武家屋敷庭園の森重堅氏庭園は江戸時代中期の寛保年間(1741年〜1743年)に作庭されました。庭園の本庭の面積は198平方メートルで、池泉の面積は25平方メートルです。様式は築山泉水式庭園です。寛保元年(1741年)には母屋が建てられ、その後庭園が整備されました。森重堅氏庭園は美しい池と流れる水が特徴で、唯一の池泉式庭園とされています。曲線を多く取り入れた池では、奇岩や怪石を使用して近景の山や半島を表現し、対岸には洞窟を象徴する穴石を配置して水の流れを表現しています。庭園入口の右側にある石は、庭園の要となっており、雲の上の遠山を表現しています。また、庭園の裏からは水が湧き出し、干ばつの年でも一度も枯れたことがないと伝えられています。この清涼な水は庭園全体に活気と生命力をもたらし、訪れる人々に癒しと安らぎを与えてくれます。森重堅氏庭園は、美しい自然景観と繊細な庭のデザインが融合しており、その見事な造景技法は称賛に値します。知覧武家屋敷庭園の中でも森重堅氏庭園は、独自の魅力と歴史的な価値を持つ名庭として、多くの人々に愛されています!

薩摩の小京都として知られる美しい庭園!

知覧武家屋敷庭園は薩摩の小京都として知られる美しい町並みが広がる麓地区に位置しています。この庭園は、母ヶ岳を借景にした箱庭のような通りを抜けて進むと、まるで時代を遡ったかのような歴史と伝統が息づく景色が広がります。武家屋敷群の風格ある佇まいや、曲がりくねった道路に沿って続く美しい石垣や生け垣の景観は見事であり、この地域は国の「重要伝統的建造物群保存地区」として選定されています(面積は18.6ヘクタール)。さらに、一般に公開されている7つの庭園は国の「名勝」に指定されています。知覧武家屋敷庭園を訪れると、その美しい景色と歴史的な雰囲気に包まれ、薩摩の伝統文化や風情を感じることができます。庭園の中を散策しながら、昔の時代へのタイムトラベルを楽しんでください!

薩摩の小京都として知られる美しい庭園!

指宿スカイライン知覧ICから車で約10分

知覧武家屋敷庭園へのアクセス方法は公共交通機関を利用する場合、まずJR鹿児島中央駅の東口から鹿児島交通バスの知覧特攻観音入口行きに乗車します。バスの所要時間は約1時間12分です。知覧武家屋敷庭園への最寄りのバス停は「武家屋敷入口」です。ここから徒歩で約2分で到着します。自家用車を利用する場合、指宿スカイラインの知覧ICから県道23号を経由して約9km、およそ10分で到着することができます。また、南薩縦貫道の知覧金山水車ICからも約2.5km、約5分で到着します。

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